ファミリー

ネコ白血病 26日(日) 一進一退 一喜一憂 そして

クロの状態は悪くなっていった。24日(金)の朝にはこのまま死んでしまうのかもしれないと思った。

クロが最後に食べ物を食べたのが,20日(月)のお昼。
それ以来,水以外を口にすることはなかった。

1月8日に我が家にやってきた当初は,クロの体重は2.2kgだった。
最高時には2.4kgまで増えていた。

ネコ白血病を発症してかなり痩せてしまった。
がしかし,点滴の甲斐あり,一度はかなり回復した。
3月9日(木)には,2.38kgまで戻していた。
この頃は順調に体重が戻っていくのが嬉しくて,病院で見てもらう度に記録していたのだ。
3月16日(木)にはもう大丈夫だとさえ思えた。
「点滴を2週間後にしましょう。」とドクターが提案してくれるまでになっていた。

しかし,ネコ白血病は再びクロの体を蝕んだ。
3月20日(月)のお昼を境に,全く何も食べなくなった。

そして クロの体重は1.98kgにまで減ってしまった。

少しでも食べられるように

ドクターから試供品の、「チュール」と「ウエットタイプのカリカリ」を頂いた。3月22日(水)だっただろう。全く食べられなくなったクロが,何とか食べられるようにと「電子レンジでほんのちょっと温めてください。匂いが強くなるので,食欲がわくかもしれません。」と教えてくれた(ウエットカリカリ)。
家に帰ってやってみた。それでも食べようとはしてくれなかった。

次の日も同じであった。

「ポカリスエットを歯茎に塗ってください。」「歯茎から糖分が吸収されて,少しは栄養を取ることができます。」「飲ませようとしないでください。誤飲する恐れがあります。」

ぐったりとしたクロの歯茎に,指を使ってポカリスエットを塗った。
ほとんど口にしなかった。

そして24日(金),
前足を突っ張るような痙攣をする
呼吸がどんどん弱くなっていく

私は,病院開院前の9:30過ぎに電話した。

クロ 5日ぶりにチュールを口にする

もうダメだと思った。

24日(金)10:00に診てもらって点滴を受けた。
昼過ぎから少し動くようになった。

もしやと思い,ポカリスエットを与えた。割と口にしてくれるのが嬉しくて,妻に撮影してもらった。

ポカリスエットを口にするクロ



翌25日(土)もしやと思い,チュールを与えた。
チュールも口にした。

  チュールを食べるクロ


25日(土)チュールを2本たべた。そして17:00に動物病院に行った。
体重が2.0kgになっていた。ほんのわずかではあるが、0.02kg(20g)ほど増えていた。それでも今までは減る一方だったのだ。ドクターと一緒に喜んだ。

夜にも1本食べた。上の動画はその時の様子だ。

一進一退 一喜一憂

夜は一緒に寝た。途中目が覚めた。私の横でゆったりと寝ていた。そのまま二度寝した。

26日(日)
朝目が覚めた時には、クロはこたつの中にいた。出てきたらチュールをやろうと思っていた。
朝ごはんを食べ、新聞を読み、ネットを見た。

10時前になっても出てこない。仕方がないので、私はこたつの中に頭を突っ込み、クロにチュールを与えた。スプーン2杯分食べた。
あまりにもやりにくいので、クロをこたつから引っ張り出した。チュールをやろうとした。がしかし、それ以上は食べなかった。

今そのことを非常に後悔している。

それ以来クロは何も食べない。

12:00前、病院で点滴を受ける。体重は再び1.98kgに減っていた。

家に帰る。そのままこたつの中に入った。

ずいぶん長いこと出てこなかった。

容態 よろしくない 

よくない、はっきり言ってよくない

金曜日の朝ほどではないのだけれど
金曜日の朝ほどではないのだけれど・・・

君死にたまふことなかれ
君死にたまふことなかれ
君死にたまふことなかれ

3月26日(日) 23時55分 クロが亡くなりました

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てん坊
てん坊です。まわりを田んぼにかこまれた,田舎に住んでおります。2022年末にリタイアしました。いろいろな思いをゆっくり綴っていきたいと思います。

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