12月14日(水),長男が亡くなりました。22歳でした。お別れする間もありませんでした。入浴中にてんかんの発作を起こしたのでしょう。気がつくのが遅れ,見つけたときには湯船の中に突っ伏しておりました。
救急に電話を入れ,指示を仰ぎました。浴槽から引き上げ,心臓マッサージをしながら救急車の到着を待ちました。どれくらいの時間だったのでしょう。時間感覚が全くありません。病院に運ばれ,一度心臓が動きはじめたそうですが,すぐにまた止まったそうです。
風呂に入ったのが,19:30過ぎ,救急に電話したのが19:59,死亡確定時刻が21:52でした。たった30分前には一騒ぎしながらお風呂に向かったのに・・・ 30分の間に変わってしまっていました。たった30分の間に全てが変わってしまいました。
妻が付き添って病院に行きました。私と娘は死亡が確定してから,タクシーで病院へ行きました。てんかん発作中の溺死でしたから,全く苦しまなかったのですね。安らかな寝顔でした。可愛い可愛い寝顔でした。その顔ずっと見ていたかったな。ずっと一緒にいたかったな。でもあんまりゆっくりもさせてもらえませんでした。残念ながら私はすぐに長男から引き離されることになりました。
入浴中の事故死でしたから,病院に警察が来ました。その警察官と一緒に帰宅しました。6名ほどの警官だったでしょうかね。事情聴取,現場検証・・・
色々なことを調べるのですね。風呂場の検証は当然として,家の全ての部屋の見取り図も作っていました。長男の預金通帳も調べていました。色々なことを聞かれました。事件性があるかどうかを確認するのですから当然のことでしょう。私が警察ならそうします。
が,ちょっと疲れました。警察が帰っていったのが夜中の2時を過ぎた頃でした。
その夜は一睡もできませんでした。妻もそうだったと言います。長男の遺体は警察の方で保管されました。解剖がなかったのは幸いでした。翌日,病院で「死亡検案書」をもらい,それを持って警察へ行きました。同時に葬儀屋さんに連絡を入れました。あんまり覚えていません。警察の方が優しかったことは覚えています。ありがたかったです。長男の遺体を返してもらい,そのまま葬儀屋さんに行きました。
父も母もお世話になった葬儀屋さんです。私もお世話になるつもりでした。でも長男とはね。全くの予定外ですよね。
そこではお通夜も含めて3日間長男と過ごしました。長男の横で,寝顔を見ながら飲んだくれていました。告別式,葬儀がしめやかに終わりました。長男がいろんなところで,たくさんの人たちに,どれだけ大事にしてもらってきたのかよく分かりました。
「ありがとう」の念でいっぱいです。長男に関わってくださった全ての人に感謝いたします。
長い間ブログ更新が途切れていました。と言うよりも,全てのことが途切れていたように思います。することはたくさんあり,たくさんのことを行い,忙しい日々を過ごしていたのは事実です。でも何もしていなかったのですね。何もできていなかったのですね。
ずいぶん長い時間がたったように思います。やっと動き始めることができるようになってきたのでしょうか。そろそろ動き始めなければ長男に怒られますよね。