つれづれ日記

讃岐ツアー 初めての栗林公園

50回を超える讃岐ツアー。私にとって讃岐ツアーとは讃岐うどんツアーでありました。うどんを喰う以外でしたことは,温泉(スーパー銭湯含む)を巡ることぐらいでした。「屋島健康ランド」,好きでしたね。その健康ランドも今はありません。返す返すもコロナ騒動が残念でなりません。

そんな私が,9月に行った讃岐ツアー
その時初めて目的を,うどん巡り以外に置きました。

前回の目標は「香川県の芸術を巡る」であります。

前泊した私は,翌日「豊島」(これで”てしま”とよみます。),「犬島」の2島を巡りました。


高松港7:41発,17:55着の結構ハードな日程であります。

次の日,「イサム・ノグチ庭園美術館」そして,「ジョージナカシマ記念館」を巡りました。
それぞれがそれぞれに素晴らしかったです。香川には,見るべきものがたくさんありました。
次は泊付きで「直島」に行こうと心に誓いました。

前回ツアーの結果,私は激しく後悔することになりました。
「私は一体今まで何をやってきたのか。」
「50回を超えて,讃岐にやってきたというのに。」

素晴らしいものはいくつもあるものですね。
残念ながら,私の目には入っていませんでした。

と言うことで,今回の「栗林公園」であります。

栗林(りつりん)公園

国の特別名勝に指定されている,文化財庭園であります。文化財庭園の中では,全国最大の広さを持つそうです。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで「わざわざ旅行する価値がある」を意味する三つ星として紹介されています。何で今まで行こうとしなかったのでしょうね。
ボランティアガイドのおじさんとともに,2時間半の鑑賞を行いました。
思い知らされました。名勝巡りには,ガイドは必須ですね。

水戸光圀公のお兄さん

元々は,地方の豪族佐藤氏によって,築園されたと言われています。
次いで,讃岐国領主生駒氏によって,造園され,原型が形作られたそうです。

そして江戸時代になります。初代高松藩主,松平頼重公がその事業を引き継ぎます。
「松平?」 徳川ゆかりの方ですか。ガイドのおじさんに尋ねました。
おじさんは家系図の前に案内してくれます。結構詳しく説明してくれました。

なんとこのお方,徳川御三家の一つ,「水戸家」のご長男でありました。かの有名な水戸光圀公(水戸黄門様としてあまりにも有名)のお兄さんだそうです。

わぉ! 何という有名人。 何度も近くを通っていながら,全く存じ上げませんでした。
失礼つかまつりました。ごめんなさいね。

栗林公園 風景

栗林公園の魅力は,何と言ってもその手入れをされた「松」にあります。
ガイドのおじさんは,有名どころの松について,その魅力を丁寧に説明してくれました。「鶴亀松」だとか,「根上がり松」だとか,たくさん説明してくれました。

おじさんは説明してくれました。「ここはね,松の枝を下げて,カーテンのようにしているんだよ。さらに後ろに背の高い松を植えて,二重にしているんだよ。」
そしてそれが何十メートルも続いておりました。知らないことばかりであります。

何でそれらの写真を撮らなかったのでしょうね。「私ってバカ!」
それらの松の写真を一枚も撮ってないんですよね。

今まで色々なところへ出かけていきました。あまり写真を撮らずに,自分の目で見るのが私のスタイルでした。カメラに行動を制限されるのが嫌だったからです。でも,このスタイル,変える時期に来ているようですね。

でも写真撮るのって,行動をずいぶん制限されるんだよなぁ。

ガイドさんについて思う

 ボランティアガイドのおじさん
 お世話になりました。

大きな景勝を見るには、ガイドは絶対に必須だと思いました。特にそれが,人為的に作られたものなら特にです。そのように作られた意図,それを知って見るのと,知らないのでは雲泥の差があるように思います。今後ガイドさんを頼めるのであれば,必ず頼むようにしようと思いました。
それにしても,今回はボランティアです。2時間半にわたって案内していただいたのに,無料であります。まさしく感無量であります。ここにその感謝を記して終わりたいと思います。
「ありがとうございました。」

ABOUT ME
てん坊
てん坊です。まわりを田んぼにかこまれた,田舎に住んでおります。2022年末にリタイアしました。いろいろな思いをゆっくり綴っていきたいと思います。

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