前回,文章を書くことの「癒やし効果」について書きました。文章を書くこと自体に,思いを「昇華」する力があるのだと思います。そしてそれを誰かに見てもらうと言うことは,さらに「カウンセリング効果」を持っているのだと感じました。
今回は文章を書く方法による違いについてです。手でノートに書くことと,パソコンで入力することの違いについて書いていきます。 個人の感想です。
10ヶ月続けている手書きノート
昨年3月21日より,A4ノートに手書きで色々なことを書き留めてきました。これを始めたきっかけは,「情報は1冊のノートにまとめなさい (奥野宣之著)」を読んだことです。これはいいと思いました。早速取り入れました。
良いと思ったことは取り入れよう。「行動」に移そう。これは4年前から心がけていることです。それは数少ない自分が「胸をはれる」ことです。それまであまりできなかったですからね。これについてはまた後日。 これがそのノートです。
手書きノートについて
物忘れのひどい私です。人生の1/3は見つからないものを探すことに浪費されてきたように思います。おそらくこれはオーバーでしょうが、自分的にはそれ位に感じます。
情報も、感情も全て一冊のノートに記録していこう。素晴らしい効果でした。探しものが減りましたし、記憶にも残るようになりました。何よりも、このノートを見返せば大概のものが見つかるという安心感は、何者にも代え難いものがありました。
ちなみにSは睡眠時間、Eは昨晩食べた物と、朝食べた物、それと運動の有無を書いています。それらは毎回記録していきました。睡眠と食事と運動は大切ですからね。それだけでなく、それらは圧倒的に書きやすいです。書くことに抵抗がありませんから、スッと書けます。書き始めることによって、次の文章を書くきっかけになりました。ただし昨晩の食べものを思い出すのは少し苦労する時がありました。まあ認知症予防には良いように思います。
元々は情報管理のために始めたものでありました。がしかし、すぐにそれを遥かに超える副次効果に気がつきました。 思考が深まるのです。
それまで基本的に文章はパソコンで打ってきました。私はウインドウズ95発売以前からのマックファンです。アップルの犬を自覚しております。パソコン歴だけは無駄に長いです。本当に無駄です。それはさておき、パソコンで文章を打つのと、手書きで文章を書くのと、全く違うことに気がつきました。
手書きとパソコン入力との違い
パソコンでの文章作成を、手書きに変えて感じた事。まず始めに感じたのは、思考が深まるという事です。そしてアイデアが浮かびやすいという事です。ちょっと不思議な感じでした。何が違うのだろう。考えていくうちにいくつか思い当たりました。最大のポイントはそのスピードのような気がします。「パソコンは早すぎる。その速度は自分的には,思考を深めるには向いていない。」これが自分的な結論です。また手書きをしているときには,思考が色々と飛ぶように思います。あちこちに広がる感じです。この感じも好きですね。アイデアが浮かびやすいです。
文章を手書きでノートに書き始めてからしばらくして,パソコンの前に座ることが少なくなりました。ほとんどiPadとiPhoneですましていたように思います。
パソコン入力の再発見
11月よりブログを始めました。当然パソコンで文章を入力します。久々のパソコン入力です。圧倒的に早いですね。修正も楽です。速度と,修正,編集については比較になりません。パソコンの圧勝です。ちょっと凄いと思いました。中身を膨らませていくこともパソコンの得意分野です。修正加筆が楽な分,どんどん文章量を増やしていくことができます。これはノートではできないことです。というのも,ノートはボールペンで書いていました。パソコンにはパソコンの良さがありました。
用途によって使い分けること
どちらもそれぞれの良さがありました。「思考を深める」,「アイデアが浮かぶ」。これらは手書きのものです。それに対して清書する,まとめる,修正する,加筆する,膨らませる。これらはパソコンのものです。ちょっと時間はかかるけれど,両方を使っていくのが自分的には良いですね。
そんなことを考えているうちに,よい筆記用具が欲しくなりました。それとキーボード(これ自分的には最悪です。機会があればまた書きます)と,もっと使いやすいマウスパッドが欲しくなりました。最近物欲なくなっていたのになぁ・・・
P.S 入力するのにiPhoneはだめです。フリック入力が下手すぎるのが原因です。入力に労力がとられて,考えることができません。若い人はそうではないのでしょうね。うらやましい。