つれづれ日記

チャレンジ 簿記3級 合格して思うこと

 日商簿記3級に合格しました。昨年の3月のことです。当時私は59歳でした。簿記の試験の受験生としてはかなりの高齢でしょうね。私の受けた受験会場でも私より年上の人はいないように感じました。
 今回は,私が簿記を学ぼうと思った理由。学びの方法。長女との勉強。資格を手に入れて。などなど・・・を語っていきたいと思います。
 語ろうと思ったのは,昨夜,高2の長女と簿記の勉強(復習)を行ったからです。

簿記を学ぼうと思ったきっかけ

 私はyou tube の「両学長 リベラルアーツ大学」をよく視聴させていただいております。両学長からは様々な学びがあります。簿記の知識の素晴らしさも、両さん(敬愛を込めてこう呼ばさせてください)から学びました。
 簿記3級の資格を取りたい。あの両さんが激推しする資格です。どれほど世界が変わるのだろうか。取れるものならぜひ取りたい。その気持ちがどんどん高まってきました。
 しかし当時私は59歳でした。今から学ぶことができるのだろうか。いつ勉強すれば良いのだろうか。資格を得て、それを使うことができるのだろうか。人はできない理由を探すものですね(自分だけ?)。
 そんな時私の背中を押してくれたのが「今日が人生の一番若い日です。これからもしっかり学んで、行動して、自由の道を歩んでいきましょう!」の名言でした。この言葉、大好きです。

勉強形態,時間,方法

 さて実際に学んでいくとして,どのようにすればよいのでしょうか。私は両さんおすすめの「クレアール」を利用しました。クレアールとは通信教育講座であります。現在費用は16,000円,1月9日までは9,760円で受講できるようです。やりたい方はお急ぎを(遅いか)。
 クレアールの学習は,Webでの講義を聴きながら,テキストで学ぶ。その後問題に取り組んでいくという形式です。講師先生の話がちょっと長く,勉強時間の確保に苦労しました。でもあの講師先生,好きでした。問題集も量は結構多く,計画的に取り組めばかなりの力になると思います。実質8月終わり頃から勉強を始めました。
 私は当時ホームセンターで,パート勤務で働いておりました。週4日という結構ゆるめの勤務形態でした。が,しかし一日中立ちっぱなしで,お昼休み以外は休憩なしというハードな部分もありました。足にかなりきましたね。
 仕事が終わってからはなかなか勉強する気にはなれませんでした。おまけに晩ご飯時にはどうしてもアルコールをいってしまいますのでね。などなどありまして,勉強は朝の早い時間に行いました。
 私は早起きは得意です。と言うよりもどうしても5時頃(前)には目が覚めてしまいます。人間年をとるとこのようになるらしいですね。その時間を利用して勉強することにしました。
 朝の勉強,平均1.7kmの散歩,たまには朝飯を作る。週4回仕事に行く。なかなかハードな朝の時間でありました。まあ晩ご飯の後ですればよかっただけなのですがね。弱い私です。

不合格,再挑戦

 10月前半に中だるみしました。合計20日ぐらい勉強をしなかったでしょうか。理由は有ったようにも思いますが,思い出せません。勉強を再開し、試験前7日を切った頃に講義を終えました。そこで知ったこと,「簿記のテストは練習が大切! 」しっかり問題を解いておこう。マジですか? 確かに本当にそうでした。問題を解く時間が余りとれなかったことに,激しく後悔しました。ばかですねぇ。それくらい事前に調べておけってところですよね。それでも最後の追い込み,頑張りました。
 さて,試験当日です。まあやることはやった。後は試験を頑張るだけだ。そこで驚愕の事実を知ります。試験時間が1時間と言うことです。今まで3級の試験は2時間でした。私もそのつもりで勉強をし,過去問を解いてきました。試験時間が短くなっていることを,試験会場で知りました。自分の愚かさに怒りました。「そんなこと調べておけよな!」
 はっきり言ってパニックです。元々簿記の試験は時間が足りません。タイムトライアル的な部分もあると言います。今ひとつ,時間を縛る理由が分かりませんが,とにかく簿記の試験というのはそういうものらしいです。パニック状態の中で,時間に追われました。ひたすら焦ったことを覚えています。実力を出せたかというと,よく分かりません。ただただ後悔しかなかったです。
 資格試験に関しての取り組みとしては,かなり甘かったとしか言い様がありません。。
「問題に取り組んでおくことが大切。」「今回から試験の形式(時間,問題数)が変更になっている。」そんなこと当然知っていなければいけないことですよね。我が身の愚かを呪いました。
 リベンジです。11月の試験に落ちた私は,2月の試験を受ける事を決意しました。と言いながら1ヶ月半はのんびりしました。勉強を再開したのは年明けからでしょうかね。ざっと復習を済ませ,今回はしっかりと問題に取り組みました。ほぼ内容を思い出し,理解してからは,過去問に取り組みました。「繰り返しません過ちは」(これも過去の言葉になってしまいましたかね。)です。
 3月の結果発表,「合格しました。」 ちょっと(本当はかなり)嬉しかったです。その後調子に乗ってファイナンシャルプランナー3級にも挑戦し,合格しました(勉強もしましたよ)。こちらは簿記と比べて,受かりやすかったです。

高2の長女 簿記3級に挑戦

 総合学科に通う長女に、「就職には簿記の資格がいいよ。」と言ってきました。長女も受けてみる気になったようで,本を買って勉強を始めました。長女は「クレアール」ではなく,本での勉強を選びました。
 昨日から,私も復習を兼ねて,一緒に勉強を始めました。いや〜忘れているものですね。素晴らしくよい復習になります。長女は学びに苦労していました。簿記は特殊な技能です。普段はあまり使わない思考法をします。本だけでの勉強はなかなか苦しいものがあるように思いました。
 クレアールの話の長い講師先生(私好きでした)が思い出されます。「解説が聞けてよかったなぁ〜。」これから簿記の試験を受ける人たちは,本での学習ではなく,通信教育か,スクールで学ぶことをおすすめします。
 でも人に教えるのって凄いですね。忘れていた知識や技能がどんどん甦ってきます。最近とみにアウトプットの大切さを身にしみて感じます。文章に書く。そしてそれをブログで公開する。これも大きなアウトプットだと思います。このおかげで自分は、長男を亡くした喪失感から立ち直るきっかけを得ました。再掲になりますが,人に教えるのって凄いです。忘れていた知識や技能がどんどん甦ってきます。最大にして最高のアウトプットだと思います。
 余談でありますが,何かそのような場(人に教える,教えられる,教え会う)を作れたらいいなと思う次第であります。まあ今は長女と一緒に簿記の勉強を続けていきます。2月の試験に受かってくれると嬉しいです。自分は一回不合格になっていながら,図々しいです。

資格を手に入れて

 簿記の資格を手にして10ヶ月になろうとしています。何か変わったのでしょうか。私は投資は好きですが,決算書を読むようなことはしません。インデックス派です。直接役に立つと言うことはありません。ただ少しだけ世の中の見方が変わったような気がします。費用と収益の関係。減価償却という考え方。資産とはなんぞや。などなど。別にたいした変化はないのかもしれません。苦労してとっただけに,ここの分野は変わったよと思いたいだけなのかもしれません。まあそれほど大きな変化はないと言うことです。
 現在私は副業(リタイアした身分で副業というのもおかしいですが)を考えています。まあ軽い起業ですかね。岸田大増税内閣は,副業潰しを企んでおります。これは言い過ぎました。わざとに赤字を出して,本業の利益を減らし,損益通算で税金を少なくしようとする副業を潰しにかかっています。(言い切った形ですが,個人の考えです。多分そうだと思います。)最初は売り上げ200万円を超えなければ,基本的に副業とは認めないと言いました。これむちゃくちゃハードルが高いです。真面目にやっている副業はほとんど潰れます。さすがに大ブーイングが起きました。そこで政府はきちんと「複式簿記による帳簿」をつけた事業者による副業は認める。と言う案を出しました(初めからここが落とし所だったのでは)。この案なら分かります。私も税金逃れのための,赤字副業事業者は嫌いです。
 複式簿記による帳簿が必須。こうなってくると,苦労してとった簿記の資格が生きてきます。苦労の甲斐があるというものです。そしてこの案は自分自身納得がいく案です。
 この年でも長くやっていける起業を考えています。そしてきちんと複式簿記の帳簿をつけて,個人事業者としてやっていこうと思っています。何をするか。まだはっきり決まっていませんが,なんだか楽しみではあります。人生100年時代ですからね。これ本当は2000年以降に生まれた子供の約半数は100まで生きるという意味ですってね(LIFE SHIFT リンダ・グラットン)。 私が100まで生きると言うことではないようです。残念!

ABOUT ME
てん坊
てん坊です。まわりを田んぼにかこまれた,田舎に住んでおります。2022年末にリタイアしました。いろいろな思いをゆっくり綴っていきたいと思います。

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